

字詰・行数を決める
1行は何字にするか-最大でも40字程度を目安にする-
先の項でワープロで文書を作成する際の,本文の書体,大きさおよび行間について述べました.ここでは,ページ単位で考えた場合の「1行の字詰」と「ページの余白」も関係を解説します.
本文書体の大きさ(およびこれに伴う行間)を決める際にはは「判型」も考慮すべきと述べました.1行の字詰を決める際にも当然「判型」が関係してきます.用紙を縦使いとして,1段・横組でページの左右に適度の余白(たとえば左右20mm)をとり,残ったスペースに入るだけ文字をいれると次のようになります.
判型 |
縦使いした場合
の横幅 |
左右に各20mmの
余白をとった実質横幅 | 使用する文字ポイント |
算出される1行の字詰
(端数は切捨て) |
| A6判 | 105mm | 65mm | 8ポイント | 23字 |
| A5判 | 148mm | 108mm | 9ポイント | 34字 |
| B5判 | 182mm | 142mm | 9ポイント | 44字 |
| A4判 | 210mm | 170mm | 10ポイント | 48字 |
判型に応じて文字のポイント数を大きくしても,A4判ならば左右48字(10ポイント)程度入ります.しかし,1行当たり48字を読むには左端から右端までかなり視線を移動する必要があります.
筆者の経験として,人の視覚の特性を考慮すると一般に「左右40字前後」が適当と思います.この40字というのは「人が文章を一度に理解する量」としても適当であり,文書を執筆する際の目安にもなります.A4判で左右48字(10ポイント)のような場合には,次の項で述べる文書余白とインデント(字下げ)を使って調整することができます.
行の字詰と左右の余白の調整
左右の余白を計算する方法を示しておきます.まず判型と文字のポイント数を決めておきます.すると「左右の余白」は「字詰」との関係になります.字詰を変えて計算することにより左右の余白と字詰の関係がよい条件を選びます.
事例:A4判・10ポイント文字を使用する場合
1ページ当たりの行数と天地の余白の調整
次に,天地の余白を計算する方法を示します.この場合には,判型と文字のポイント数とともに行間を決めておきます.すると「天地の余白」は「行数」との関係になります.
事例A4判・10ポイント文字(行間8ポイント)を使用する場合
296mm(使用する判型の天地幅)-[18(使用文字のポイント数+行間のポイント数)×0.351mm×38行数]-[8(行間のポイント数)×0.351mm]=59mm天地余白の合計(*これをページ番号と柱の位置を考慮して天地に配分)
基本的には,天(上)と地(下)の余白は同じで問題はありません.ページ番号と柱の位置のバランスを考慮して数ミリ分上下にずらしてもよいと考えます.
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