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よく用いられるプレゼンソフトでは,スライドの追加ボタンをクリックすると「箇条書き」のプレゼンスライドが表示されます.箇条書きはプレゼンスライドの基本とも言えますが,プレゼンに適した使い方でなければ意味がありません.また,箇条書きの各項目間の論理に矛盾があっては「箇条書き」とは言えなくなります.
箇条書きは,並列性あるいは順序性がある事項を項目化して視覚的に表す手法です.とりわけ,プレゼンでは「読む箇条書き」よりも「“見る”を主体にした箇条書き」として示す必要があります. ここでの「“見る”を主体にしたる箇条書き」とは,人が一見して認識できる文字数で各項目をまとめた箇条書きと言えます.たとえば,1項目が数十字の文で構成され た箇条書きでは,“見る”より“読む”が主体となり聴き手が“読まなければならない”ことになります.長い1項目を主文と補足文で構成した「補足文付き箇条書き」にすると, 強調すべき事項とその補足・裏付けの関係にめりはりを付けて(視覚的に)表せます.
上記以外に「項目数が多い箇条書き(文字も小さくなる)」あるいは「項目数も字数も少ない箇条書き」を視覚的に示す工夫も必要となります.

[当社出張開催形式セミナー「テクニカルプレゼンテーションの手法」から抜粋]
プレゼンスライドで 箇条書きを使う際に陥りやすいのが,箇条書きと見出しを混用した「階層式箇条書き」です.ある階層 を「見出し」として用い,その下の階層を「箇条書き」として用いている事例をよく見かけます.
不要に階層式箇条書きを用いると,階層化しない箇条書きと矛盾が生じてしまいます.また,階層式箇条書きの項目間でも見出しと箇条書きの違いが生じ,箇条書きの原則であるパラレリズム(並列性)を欠くことになります.
また,階層レベルを3段階以上に細分すると,重要事項が下位(小さな文字)になった見づらい箇条書きになってしまいます.先に述べたように ,プレゼンでの箇条書きは「見る」理解が 主体です.階層化する際も2階層を限度とし,第1階層に主文(重要事項)を置いた「補足文付き箇条書き」として用いるのが適当です.

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