

箇条書きの使い方
基本的な箇条書き
プレゼンスライドでは,いわゆる「段落」形式の文章を使うことはほとんどありません.見出し(主題)に対して箇条書きで項目を列挙するのが基本です.
技術分野のプレゼンテーションで注意しなければならいないのは,「箇条書きは簡潔が基本」とはいえ必要以上に短くしないことです.
例1:
上記の例では本来は,「予測されるIPアドレスの不足に対応することが課題である」⇒「予測されるIPアドレスの不足への対応が必要である」を要約したものといえます.
これを「IPアドレスの不足」とまで要約すると原文の「IPアドレスの不足に対応する」の述部(述語)まで省略してしまうことになります.
[出張開催形式セミナー「わかりやすいプレゼンスライドの作成手法」から抜粋]
例2:
先ほどの「IPアドレスの不足への対応」⇔「IPアドレスの不足」では省略はさほど大きな問題になりません.しかし,この例では省略によって意味が大きく変わります.箇条書きにする際,多少の省略表現を使っても誤解されることはあまりありませが,「プレゼンの箇条書きはできるだけ簡潔にするのが美徳」と思い込んでいると聴き手との間に思わぬ誤解をまねきかねません.
どうしても簡潔に表現したいならば色文字を使う方法があります.色文字を使うことによって必要以上に省略することなくポイントを強調して簡潔に“見せる”ことができます.
例3:
<見出し>「インターネットの課題」
<箇条書き(1行目)>「IPアドレスの不足への対応」⇒「IPアドレスの不足への対応」
<箇条書き(4行目)>「サービスおよびユーザの要求レベルの高度化への対応」⇒「サービスおよびユーザの要求レベルの高度化への対応」
補足文付き箇条書き
冒頭で,「プレゼンスライドではいわゆる段落形式の文章を使うことはほとんどない」と述べました.しかし,段落を箇条書き形式で表す手法はしばしば用います.
例:
段落形式
<見出し>「信頼性の不足」
<段落>「インターネットの商業レベルの利用には高度な信頼性が求められる.とりわけ電子商取引やオンラインバンキングの際には,データが相手に確実に届いたという“強い”信頼性の保証がなければならない」
補足文付き箇条書き形式
<箇条書き:主文>「商業レベルの信頼性の確保」
<箇条書き:補足文>「確実にデータが届く“強い”保証が必要」
主文−補足文構成にすると,主文の意味するところ(あるいは主文がもたらす結果)を補足文でより明確に表すことができます.
[出張開催形式セミナー「わかりやすいプレゼンスライドの作成手法」から抜粋]
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