
技術にたずさわる方々にとって技術文書の作成は,開発・製造あるいは顧客対応とともに重要な業務の一つと言えます.技術文書の良否が企業の効率あるいは利益にもかかわる場合もあります.技術系企業にとって「読者に的確に伝わる技術文書をむだな時間をかけずに作成すること」は重要な課題です.
報告文書(試験報告,調査報告など)は,さまざまな業務の区切りとして作成され,かつ新たな業務の基盤となる重要な技術文書です.しかし,報告の要点あるいは具体事項が埋もれてしまって明確に伝わらない報告文書では,報告者が知りえた重要な事実も企業で有効に活用されなくなってしまいます.
本セミナーでは,数ページの試験報告を基本に簡略な報告文書あるいは数十ページ規模の調査報告を作成する場合を想定し,テクニカルライティング(技術文書を作成するための知識と手法の体系)の構成に沿って,「要点が明確な報告文書」を作成するための見出し構成の考え方,段落の表し方,箇条書き,表あるいは図の効果的な使い方に加え,文書品質の向上と執筆の効率化につながるさまざまな手法とチェックポイントを事例で解説します.