

「追補」とそのメリット
「追補」の目的
本来「追補」は,後になって内容が追加されることが多くかつページ数の多い出版物の場合に使われる方法です.
追補は旧版(追加・変更する前の版)を活用し,新しい内容をページ単位(通常2ページ以上)で章末(または本文末)に挿入する方法です.したがって,構成を大きく変更する必要がありません.何回かの追補の後に全面改訂を行い,追補の内容を含めて再構成するのが一般的です.
印刷出版物では,内容の追加・変更ごとに「組版」(活版,写植あるいはDTP)をやり直し,さらには「刷版」(印刷用のフィルムや印刷原版)を作成すると多くの手間と費用がかかります.追補は,既存の「組版」や「刷版」をできるだけ活用して手間と費用をかけない手法といえます.
「追補」のメリット
読者にとっての追補のメリットは,変更箇所がわかりやすいことです.章あるいは本文末に変更された情報が集約されているため,そこを確認すればどのような内容が追加されたかが明確にわかります.
さらに,既存のページ構成を使うため旧版のページ番号を移動させずにすみます.したがって,目次や索引の修正も最低限ですみます.
変更への対応
「追補」はその名のとおり,内容の追加に適した方法です.旧版の内容・構成を活かすのが前提のため内容の変更(入替え)にはあまり適していません.
したがって,入替えの際には序文や追補の冒頭で「旧版の*-*節○○を当追補○○と入れ替える」などと明示しておく必要があります.
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