

節構成の考え方
目次の基本構成
「節」は章と項の中間に位置づけられる見出しです.「章は文書のテーマをいくつかに分けた区切り(数ページから数十ページ単位)」であり,「項は解説の基本単位(1ページ未満)」」とするならば,節は「読者に主題(あるいは結論)を示す“目次の基本単位”」ということができます.
読者からすればこの目次の基本単位である「節」が読みやすい(すなわち“読み疲れしない”)構成であることが望まれます.そのためにも,節を長くしすぎない(あるいは短い節を多く作らない)ことが肝要です.節のページ数は2〜3ページ程度が目安といえます.
節に限らず,章,項も「長さ」に配慮することも必要です.主題や内容によって必然的に章や節あるいは項が長くことがあります.かといってそのまま読者に「長い内容なのだから仕方がない」と押し付けてよいものではありません.読者に読む負担を強いることは得策ではありません.主題や内容に無理が生じない範囲で節を分割したり統合することも必要です.
[出張開催形式セミナー「わかりやすい技術文書の作成手法<技術報告・研究報告編>」から抜粋]
節見出し名の付け方
読者からすればこの目次の基本単位である「節の見出し(節見出し)」が必要とする情報(主題)を明確に提示(要約)していてほしいところです.ところが,技術文書の節見出しでは「**概要」,「**構成」とか同じような節見出し名をよく見かけます.「**構成」と複合語で表現してくれているならばまだしも,「構成」,「概要」のように単語では“何の”構成であり,“何の”概要であるのかもわかりません.
[出張開催形式セミナー「わかりやすい技術文書の作成手法<技術報告・研究報告編>」から抜粋]
むしろ,節見出し名には,章との関係(上位-下位)あるいは他の節との関係(共通あるいは差異)を示す具体的な要素を織り込むほうが得策です.具体的には,章見出しの語の一部を節見出しで使ったり,節と節で共通の語を使い一部を変えるなどの手法があります.
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