

図・表の使い方
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技術文書で図・表(写真を含む)は,“重要な意味”をもちます.ただし,重要だからこそ,その“意味”が要点として段落に表されていなければ本来の使い方とは言えません.
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図の使い方−「図を見ればわかる」のではなく「図によって,要点が視覚的に補完される.要点の先がわかる」−
当コーナーの冒頭で述べたように,図は段落の要点を裏付けるとともにさらに要点を深める補足要素です.図と段落
を組み合わせてこそ,「見る理解」の利点を活用できます.
しばしば,導入文に続けて詳細な図を示しただけの例を見かけます.図と段落の対応が乏しいと,相互の補完が生まれず読者には段落と図の双方に疑問が残ってしまうおそれがあります.

表の使い方−「表を見ればわかる」のではなく「表によって,要点が裏付けられる」−
図と同様に,表も段落の補足要素です.そのまま示しただけでは「行と列の構造」にすぎません.構造(あるいは構造の一部)にどのような意味があるかを段落中に示す必要があります.
図・表になりうるデータを得たことが技術文書を作成する「動機」になる場合がしばしばあります.データがある課題の「決定的な答え」になる場合もあります.その点で,技術文書での図・表の位置付けは重要です.ただし,「動機」
あるいは「決定的な答え」であるからといって技術文書をまとめる際に「図・表を示せばそれでよし」とはなりません.繰返しになりますが,技術文書は見出しと段落が主たる要素です.図・表を示しただけでは,“有効に活用した”とは言えません.
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