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チェックポイントの事前整理
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チェックポイントを知って文書作成を進めれば、文書品質の向上にも作成時間の短縮にもつながります。
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「後から直す」と「直さずにすむ文章を書く」の違い
技術文のチェックポイント(陥りやすい表現とその見直し方)を体系化しておくと、文書作成の効率化につながります。“書きながら”見直せ、書き上げた後の見直しも短時間ですみます。
「書きながら見直すなど難しい」と思われるかもしれませんが、陥りやすい文構造あるいは表現を知っておくとむしろ文章を発想しやすくなります。書きながら見直す習慣は繰り返しによって好連鎖を生じ、文書作成の効率化につながります。

チェックの対象となる技術表現
チェックすべき技術表現には、「曖昧表現」、「冗長表現」に加え「陥りやすい用語使い」があります。文章にはこれらの表現が複合しています。また、「句読点の使い方」もチェックの一つです。事前に整理・体系化しておけば、書きすすめながらでもチェックできるとともに適切な表現に置き換えられます。
分 類 |
チェックすべき表現 |
曖昧表現 |
時間・程度が曖昧な語を使った表現 |
必要な語句がもれ疑問につながる表現 |
係り先が曖昧な修飾語 |
対象を特定しない否定と二重の否定 |
曖昧な位置関係の表現 |
曖昧な指示 |
冗長表現 |
同義・類義の語が重複した表現 |
簡潔な語に置き換えられる表現 |
文の構成が原因の繰返し表現 |
必要以上の敬語 |
陥りやすい用語使い |
用語のゆれ(同義表現・類義表現の混用) |
曖昧・誤解につながる外来語、短縮語、複合語の使い方 |
技術文書にふさわしくない表現 |
本来の意味を損なう述語 |
句読点の使い方 |
用いるのが適切な箇所と用いないのが適当な箇所 |
用い方の統一 |
文の分断につながりやすい読点 |
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当コーナーは、当社のテクニカルライティング研修コース(出張開催セミナー)の抜粋・プレビュー版です。
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