

わかりやすさの工夫
わかりやすさの工夫(1)-情報の追加-
図は「見る」部分で構成するものではありません.図にも「読む」要素は必要です.むしろ文字情報を適切に追加することにより,「見る理解」に「読む理解」が加わります.
図への情報の追加の手法として「吹出し(補助文)の追加」があげられます.図中の必要な箇所に吹出しを入れ“その部分の意味”を語句で補足する手法です.吹出しには図の一部分に視線を誘導する効果もあります.
もう一つの方法として,図説明に補足文を追加する方法があります.図説明を長くするよりも改行して図説明の下に図説明と同じ文字の大きさで2〜3行以内の補足文を入れることがあります.この手法は,本文でその解説をると本文の流れ(構成)を損なってしまう場合に有効です.
[出張開催形式セミナー「わかりやすい技術文書の作成手法<技術報告・研究報告編>」から抜粋]
わかりやすさの工夫(2)-視線の誘導-
図がいくつもの要素で構成されている場合,読者はどこから見てよいのか迷ってしまいます.また逆に,どこから見てよいのか“とっかり”がない平坦な図もあります.このような場合には補足要素を使って読者の視線を積極的に誘導する手法が有効です.
視線の誘導に有効な手法として「丸付き数字(@,A,・・・)」があります.図中の見てもらいたい箇所の順に丸付き数字を付ければ,読者の視線は数字順に動いてくれます.さらに,本文あるいは図説明と対応させると効果的です.
丸付き数字以外の視線の誘導の手法として「矢印」があります.矢印は1箇所だけ(あるいは多くて3箇所程度)を示すのに有効です.また,表の場合には特定の語句をゴシック体にする手法があります.
[出張開催形式セミナー「わかりやすい技術文書の作成手法<技術報告・研究報告編>」から抜粋
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