漢字書きとひらがな書きの使い分け
「必ず漢字で書かなければならない」という思い込みは不要
現代国語の漢字使用のより所は「
常用漢字表
」です.ただ,日常的に常用漢字表を参照することはありません.そのため,気が付かないうちに
常用漢字表にない漢字
(以後,
表外漢字
と表記)あるいは
常用漢字表にない音訓
(以後,
表外音訓
と表記)を使っていることがあります.
ワードプロセッサでは,常用漢字表に沿わない漢字使用(表外漢字,表外音訓)もそのまま変換されてしまいます.
何を漢字で書き,何をひらがなで書くのか
原則は常用漢字表ですが,漢字を使うよりひらがな書きの慣用が定着している語まで無理に漢字にする必要はありません.
原則ですべてをくくれないのが国語の難しさです.もどかしく感じるところですが,「原則一辺倒で慣用を認めない」とすると国語はとても“ぎくしゃく”し始めます.
「漢字を使用したほうが格式の高い文書になる」とか「漢字にするかひらがなにするか迷ったら漢字にすればよい」とする考え方には多少無理があります.
取扱い・使い分け
備 考
例
漢字書きとひらがな書き
の使い分け
表外漢字
(常用漢字表以外の漢字)
の使用を避ける
(殆ど)→ほとんど
表外音訓
(常用漢字表にない音訓)
の使用を避ける
(予め)→あらかじめ
常用漢字だがひらがな書きが定着しているものはひらがなで統一
用字用語集をはじめとした各種用語集でひらがな書きを勧めるもの(漢字書きの許容を含む)
(一層)→いっそう
(-の様に)→-のように
ついで−次いで
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