

複合語のわかち書きの扱い方
わかち書きの代用に「・」(中点)は不要
欧文(とくに英語)と日本語の表記の大きな違いに「わかち書き」があります.「わかち書き」とは,文を書くときに,語と語の間を離して書くことです.一般の日本語文ではわかち書きはしませんが,英語では単語の間をあけて書きます.
とりわけ,複合語(二語以上の単語で一つの意味を構成する用語)をカタカナ書きした場合に,わかち書きの代わりに「・」(中点)を使う例をしばしば見かけます.
「外来語の表記」(平成3年 内閣告示第二号)による原則
原語の発音またはつづり | カタカナ表記 | 例 |
複合語であることを示すためのつなぎの符号 | それぞれの分野の慣用に従うものとして,ここでは取決めを行わない |
ケース バイ ケース,ケース・バイ・ケース,ケース-バイ−ケース
マルコ・ポーロ,マルコ=ポーロ |
技術文書に多い「中点を使わない」原則
技術文書を書く際の原則では,外来語の用語をカタカナ書きする際に,わかち書きの代用として「・」中点を使う必要はありません.また,半角空けたり,ハイフン(-)をいれる必要もないと思います.
中点を使うとその語が用語として成熟していないあるいは特別な意味をもっているような印象を与えてしまいます.
「中点を使う」例外
用語が長くなってしまう場合はどうするか
わかち書きの代用に中点を使うのは,用語が長くなると読みにくくなるため句点のように語の区切りとして使いたいというのが理由だと思います.
解説する機器やシステムの名称や機能の名称に中点を付けすぎても読者に不自然な印象を与えかねません.一息で読める語ならば少々長く(15字程度)ても読者は理解できます.この場合は中点を使わないという原則を奨めます.
対 策
注 意
注意していただきたいのは不用意に略語にしないことです.略語を使う場合はその略語が文書全体をとおしてかなり頻繁にでてくる場合に限るべきです
また,語数で判断して,何語以上の複合語は中点を付けるとか付けないという判断をする場合も見かけますがこれも統一がとりにくく避けたほうがよいと思います.
参考および引用文献
外来語の表記(平成3年6月28日)内閣告示・内閣訓令 |
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